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2015年度入試センター 地理B(本試験) 第1問解説

第1問 世界の自然環境と自然災害

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問1

地図上の位置と情報を組み合わせて回答する、センター地理では散見される問題形式ですね。

ちなみに地図を見ると分かる通り、Aはマッキンリー山(新期造山帯)、Bはウラル山脈(古期造山帯)、Cはデカン高原(安定陸塊)であることが分かります。

まず、アについて、「地殻変動のほとんど起きていない」という部分から、安定陸塊を考えてほしい。また「玄武岩に覆われた~高原上の地形」という部分から、このABCの3つの選択肢から「玄武岩質の高原」であるものを選ばなければならない。このことから、アはCであることが分かる。

次に、イについて、「古生代に~地域」より、古期造山帯だ。また「標高が低く~山脈」は古期造山帯の特徴であり、この中から山脈を選べばよい。よってイはBであることが分かる。

最後に、ウについて、「地殻変動が~変動帯」より、新期造山帯だ。また「急峻で~山脈」の部分からもそのことは読みとれる。新期造山帯はアルプス・ヒマラヤもしくは環太平洋のそれしかないので、アラスカのそれとわかる。

 

問2

こんな問題初めて見ましたが、意外と解くのは簡単です。ただ、経度線云々のおかげでかなりまどろっこしいですが、グラフの目盛を読めれば解けます。

ただ、この問題はほかの選択肢が僕も推測でしか選べていないので、詳しくは公式の解説を参照してください。

まず、Eは20°E、Fは120°Eである。どのあたりにどのような気候体がくるかが分かれば解けるのではないだろうか。

このグラフの形をみて分類すると(1)と(2)、(3)と(4)に分かれる。この時点でEとFについては判断がつくはずだ。

Eの地域は陸上を通るため、降雨量が必然的に少なくなる(雨雲がその位置に到達するまでに雨を降らせ切ってしまうため)。そう考えれば、(3)・(4)はEだと分かる。また、基本的に乾季は冬季、雨季は夏季に訪れるため、(4)がEの1月であると分かる。

またこの考え方で行けば、(1)はF-7月、(2)はF-1月、(3)はE-7月となる。

 

問3

これも良く見るタイプのグラフですね。温度の時もあれば、金額の時もあり、川の流量だったりもしますけど・・・

場所的には、Jはモーリタニアのヌクアショット、Kがパキスタンのカラチ、Lがロシアのノヴォシビルスク、Mがオーストラリアのアリススプリングスなんでしょうね多分・・・(正直降水量の情報も欲しい)

まず、グラフの最暖月・最寒月は、平均気温であることに留意が必要だ。一番暖かかった日及び一番寒かった日だと、また違った結果が出てしまう。

グラフを見てみると、大きく差の開いた(1)と差の小さい(3)がある。この辺りは、実際の気温を見た方が早いので、本文の最後の方にWikipediaのページを貼っておく。

(1)は寒暖差が激しく、最寒月がマイナスになることから最も緯度が高く内陸のLであると予想できる。また(3)は気温差が少なく、ほぼ年中通して大体同じ気温である。このことから最も赤道に近い位置にあり、また沿岸部であると予想できる。よってJとなる。残った(2)と(4)は似ているため(気候区分が同じ)分かりにくいが、最寒月の違いが大きい。(2)の方が冬場寒いため、Mと予想できる。というのも(4)のカラチは沿岸部にあり、湿度が高く、年間を通してオーストラリア内陸部に比べ暖かいためだ。

 

問4

これは土壌の成り立ちさえ分かれば解けますね。

ちなみにPは褐色森林土、Qはポドゾル、Sはラトソルですね。

この回答で適当でないものは(3)だ。多分塩類土壌についてを述べているのだろうが、塩類土壌により灰色の土壌が形成されることはない。土壌の表面に塩類が集積するだけだ。またこの回答だけ、ここでいう「土壌」に関して述べていないので正しくない。

 

問5

これも知識さえあればなかなか簡単に解けますね。似たようなもので全然成り立ちは違います。場所さえ分かれば解けちゃいますがね。

地点Xはアメリカのモニュメントバレー、Yは中国の桂林(コイリン)ですね。

まず、写真と位置からXとYが何か分からなければならない。そのうえで考察すると、Xは安定陸塊と新期造山帯の狭間に位置しているが、安定陸塊と捉えると分かりやすい。このテーブル状あるいは塔状のものはメサ・ビュート・モナドノックである。ということは楯状地であるため、まわりは浸食されやすいが、メサ等は残るほど浸食されにくい。逆にYは石灰岩質の地形であり、それが雨水等で溶食された結果のものだ。

そのため回答は(1)になる。

 

問6

3種類の地図からその表している問題、毎年出ますよね。2ページ以上にまたがると比較するのが面倒で辛いんですけどね・・・

でもこれは簡単な方かと見せかけて案外判断は難しいですね。

まず、火山噴火、熱帯低気圧(タイフーン・ハリケーン・トルネード・・・以下台風)、地震津波の3つだが、台風と地震に関してはよく発生しているので、必然的に円積が大きくなる。この点から、まずスが火山噴火の地図だと判断できる。また、シ・スともに環太平洋、アルプスヒマラヤ造山帯付近でしか発生していないことが分かる。この点からも、スが火山であることが分かるし、シが地震であることも分かる。

残ったサが台風だが、これも台風発生・通過国にしか円積がないことから判断できる。

 

総評

受験生は出だしからいきなり出鼻をくじかれたのではないでしょうか(笑)

いきなり問2とかよく見ないと解けない難問が出てますし、なかなか解くのにコツと時間が必要です。いきなり解けない問題が来た場合、地理は第○問内は関連づいている事が多いので、さっさとすっ飛ばして次の第問に行きましょう。で、一通り解いた後に戻ってきましょう。

にしても、いきなりこれはちょっと酷いかもしれませんね(笑)

上記スライドの1~6ページが第1問です

 

※あくまでも個人的見解において述べております。万が一解説に不備がございましても一切の責任は負いかねますので、予めご了承ください。

 

問3 気温に関する参考(Wikipedia)

ヌアクショット - Wikipedia

ノヴォシビルスク - Wikipedia

アリススプリングス - Wikipedia

カラチ - Wikipedia