2015年度入試センター 地理B(本試験) 第4問解説

第4問 南アメリカ地誌

f:id:Tky_910_A3:20150124144546p:plain

 

問1

移動することによって景観がどうなるかといった問題ですね。必ず1問は毎年出題されているような気がします。

f:id:Tky_910_A3:20150124145007j:plain

まず、図1のAだが、これは上図から見ても分かる通り、リマだ。この地には海岸砂漠である「アタカマ砂漠」がある。そのため、アがA地点だ。次にBはアンデス山脈あたりであると想像できる。位置的にまだ山頂付近には到達しておらず、山頂積雪部が見え、また高原気候であるのが特徴だ。そのためイであると判断できる最後にCだが、アマゾン川流域のセルバ地帯であると考えられる。そのため、密林が広がっている事を考慮すればウであると考えるのは容易い。

 

問2

地理の王道ですね、「適当でないものを選ぶ」のは・・・

適当でないものを選ぶ回答の解説は、通常通り違うものだけを解説する。この場合、E、F、Hの説明は正しい。Eはオリノコ川の下流部の説明、Fは環太平洋造山帯に属するアンデス山脈の説明、Hは地理南部のフィヨルドの話だからだ。ではGは何が違うのか。

そもそも、南米には古期造山帯はほとんど存在しない。ゴンドワナランド時代から存在する箇所ばかりだからだ。また、説明文は安定陸塊のことを指しているにも関わらず、古期造山帯というのもおかしな話だ。よってこの選択肢だけが異なる。

 

問3

この問題はきちんと南米のことを把握できていれば、簡単かもしれません。またこの問題、少々難問なので位置的関係から考えるのもいいかもしれません。ただ、選択肢に書いてあることはそのままその場所の説明なので、正直解説はいらないかもしれません。

まずKだが、南米コロンビアではプランテーション農業によるコーヒー栽培や、バナナ栽培が盛んだ。よって(2)となる。次にLだが、ボリビア周辺の山地では、貧栄養な土壌で、ジャガイモなどの栽培を行っており、また山地であるためリャマやアルパカ、牛の放牧をおこなっている。よって(3)となる。Mはブラジルである。ここではアメリカ等の穀物メジャーによる企業的農業が行われており、大豆やトウモロコシなんかの栽培が盛んだ。よって(1)となる。最後にNだが、アルゼンチンの湿潤パンパでは大農園エスタンシアでの企業的放牧が盛んである。そのため(4)だ。

 

問4

1国における都市問題、これは広大な国土面積を誇る国あるいは首位都市(ここでは便宜上大都市)がいくつか存在する国でしか出題できません。いや、たまーに大都市と農村を比較したりすることも無きにしもあらずですが。せめて地図に河川が欲しい・・・

まずPはアマゾン川の湾口都市マオナス、Qはリオから遷都されたブラジリア、Rは工業都市ベロオリゾンテだ。ここから考えれば解くのは簡単だ。

まずPは湾口都市であるので、何かしらの集積地あるいは発送拠点になることが多い。また天然ゴムはアマゾン原産、空港建設後自由貿易地域にも指定されている。よってカである。次に、Qはブラジリアである。元々リオが首都であったのを遷都してここが首都になった。ということは計画的に作られた都市であり、また政治機能が集まっているはずだ。よってクであると分かる。最後にRだが、ここベロオリゾンテには「イタビラ鉄山」がある。この地一帯は鉄の四辺形地域であり、豊富な鉱産資源が出土する。よってキであると分かる。

 

問5

今回の難問です。この問題はもはや、「相手国の近接性」と「自由貿易協定」から考えるしかないですね。

この階級区分図は、貿易による国々の結びつきを表しているのだが、それらにおける数値が完璧に叩きこまれていればいいがそんな輩はなかなかいない。ということで、問題文にもある「相手国との~存在」から考えてみよう。

まず、アメリカ合衆国だが南米北部と距離的に近く関わりが深い。特にコロンビアやベネズエラは米国に石油等資源を輸出している点からもそういったことが伺える。そのため(4)であると言える。次に日本だが、南米は日本の対蹠点を有する場所だ。つまり、南米から考えて最も遠い場所なのだ。その地と政治的友好関係は結べても貿易を結ぶことは輸送費などの点からまずないだろう。そのため(2)であると考えられる。EUにおいては大西洋を挟んで隣だ。そのため米国ほどではないがある程度の関わりを持っているものと考えられる。そのため10~25%がほとんどのものが妥当だ。また旧宗主国がスペインやポルトガルであるといった点からも、そこそこのつながりが確保されているはずだ。よってこれは(1)だろう。最後にMERCOSURだが、アルゼンチン、ウルグアイパラグアイ、ブラジル、べネスエラによる関税同盟だ。またアルゼンチンはほかの地域や国家とはどれも遠く、域内貿易が盛んになるのもうなづけるだろう。よってこれが(3)になる。

 

問6

先住民と移民の問題ですね・・・南米といったらこの問題!という感じですが、複雑すぎて投げだしそうになりますよね。そういう時は飛ばしてもいいと思います。もう少し簡易的な問題なら解く気も起きますけどね

この問は珍しく「正しいもの」を選ぶ問題だ。こういったところも見逃してはならない。

まず、この中で不適当なのは(1)(2)(4)だ。まず(1)は「北アメリカ」とある。なぜヨーロッパ系の割合ア高いのに北米から移住してくるのか。(2)は「ポルトガル語」とある。南米旧植民地の旧宗主国はブラジルを除きほとんどがスペインだ。ポルトガル語を扱うのはブラジルぐらいだ。(4)においては宗教問題だ。実はこの地域、先住民が多くとも、スペインに植民地化されているはずだ。そう考えれば宗教は「キリスト教カトリック」になるはずだ。そのため正しいのは(3)のみだ。

 

総評

ごめんなさい、南米地誌得意じゃないです()

僕自身、あまり地誌が得意というか好きではないのでこの第問は多少苦戦しました。なかなか難易度も高く、解きにくい問題も多かった印象ですね・・・今回の受験生を苦しめた2つ目の第問だったんじゃないでしょうか(それとも僕だけ・・・?)

しかし、その中にも確実に取れる問題はいくつか存在しますよ、そこを落としていたら話になりませんね。

 

上記スライドの17~22ページが第4問です

 

 

※あくまでも個人的見解において述べております。万が一解説に不備がございましても一切の責任は負いかねますので、予めご了承ください。

 

 

問1の景観に関する参考

情報処理推進機構 - 南北アメリカ-ペルー

 

全体を通しての参考

第5回「世界の大地形」

お詫び

平素は、当「地理学生の呟き」をご覧下さり、誠にありがとうございます。

 

ご覧頂いている皆さんには、非常に申し訳ないのですが、私事ながら「期末試験」が始まってしまいまして・・・

センター地理の解説が多少遅れることが予想されます。

 

非常に申し訳なく思っております。しかし、数日中には全設問を解説しますので、是非、お待ちください!

 

2015年度入試センター 地理B(本試験) 第3問解説

第3問 都市と村落

f:id:Tky_910_A3:20150119231406p:plain

 

問1

この問題は国名と地形の知識がなかったら解けないですし、解けなかったら諦めましょう。

そもそも、これらの地名はどこの国のものかをまず理解しなければならない。カイロはエジプト、ハンブルクはドイツ、ヴェネツィアはイタリア、ベルゲンはノルウェーだ。まずカイロはナイル川の河口に位置するエジプトの首都だ。ここには三角州が発達している。このことから(3)はカイロである。次にヴェネツィアだが、イタリアの北東部に位置するラグーンの中に形成された都市だ。このことから(2)はヴェネツィアである。また、ベルゲンだが、ノルウェーの南西部に位置する街で、ノルウェーではオスロに次いで大きい街だ。ここは氷河侵食を受けたフィヨルドが顕著な場所で、U字谷に海水が入り、急斜面に挟まれた入江となる。よって(4)はベルゲンである。最後に、ハンブルグだが、ドイツにおけるエスチュアリーを成す河口から100kmほど内陸部に発達した都市である。よって(1)が正解となる。

 

問2

プライメートシティか否かを判断する問題ですね(ざっぱに言えば)。日本は一極集中ではありますが、プライメートではないんですよね。

この問題は完全に知識を問う問題だ。スペイン(マドリード)、タイ(バンコク)、NZ(ウェリントン)、メキシコ(メキシコシティ)のうち、プライメートシティでないのはウェリントンのみだ。NZではオークランドの方が大都市だ。この問題の考え方として、「発展途上国」がプライメートである可能性が高い。この4都市の中でも、先進国(に近いもの)はNZのみだ。

 

問3

この問題はそこまで難しくはないですね。都市の成り立ちさえ分かれば簡単に解けます。

まず、アだが、「囲郭都市に由来する」とある。この点から考えるに、大きな道路あるいは塀などに囲まれているものが当てはまると予想がつく。この時点でAかCに絞れる。次にイだが、「イスラーム都市」とある。ということは、迷路状都市であることが分かるので、Bである。これは、迷路状にすることで余所者や曲者の侵入を防ぐためで、日本では城下町などで見られる。残ったウだが、「計画的に建設された都市」だ。一見AとCがともに計画的に見え、囲郭にも見える。だが、Aにはところどころにラウンドアバウトが見られる。よってAがウ、Cがアである。

 

問4

文化建築物に関してですが、この問題は歴史的観点と地理的勘案が必要です。しかし、なんとなくの知識を持っていれば解けますね。選択肢の都合で。

エッフェル塔エンパイア・ステート・ビル、当方明珠塔(上海テレビ塔)、文化科学宮殿を選ぶのだが、これに関しては様々な予備知識が必要だろう。ただ、この問題で選ぶのが、エッフェル塔だったため、非常に簡単だ。とりあえず選択肢順に解説していく。

まず(1)だが、「国際金融拠点」ということで、ニューヨークではないかと想像できる。また、この辺りが「世界有数の摩天楼」ということで、マンハッタンではないかと想像できる。よって、これはエンパイアビルである。次に(2)だが、「近年世界都市として急成長」とのことで、上海を想像するのが正しい。よって上海テレビ塔がこれに当たると想像できる。(3)は「万国博覧会」と「現在は都市の象徴」と言った辺りからエッフェル塔であると想像できる。エッフェル塔はパリ万博の際に建築された建築物だからだ。最後に(4)はワルシャワだ。というのも「冷戦期~政治的影響下」より、「ワルシャワ条約機構」を想像すべきだ。そう考えればこの文化科学宮殿はその当時建設されたものだとも考えられ、当てはまる。

 

問5

適当でないものを選ぶのは、適当なものを選ぶより簡単なんですよね、正しい知識があれば。

この問題だが、適切でないのは(3)だ。というのも日本では、確かに地産地消が推進されてはいるが、耕作放棄地は減ってはいない。むしろ増えている。そのためこれのみ不適切だ。そのほかの選択肢は全て内容が合っている。

 

問6

久しぶりにこんな面白い問題を見た感じです(笑) でもこれ、よくよく考えれば簡単に解けますね!

まず、このグラフ、人口移動率を表しているのだが、端的に言えば東北・甲信越・北陸・中国の人々はどこに行くのかということだ。東京・名古屋・大阪・その他の割合から見て、どこの人なのかを当てるのは一見難しそうでいて、実は簡単だったりする。まず(2)と(4)はデータが似ている。しかし、(2)の方が東京圏への進出が若干少なく、(4)に比べて名古屋圏への進出が大きい。ということは位置的に考えて(2)は甲信越、(4)は東北であることが予想できる。残った(1)と(3)だが、(3)の方が大阪への移動率が大きく、(1)の方が東京への移動率が大きい。位置的なものと交通手段から考えると、大阪に近接している中国が(3)、比較的東京にも大阪にも出やすい北陸が(1)となる。

 

総評

この第問も比較的簡単でしたね。問題の内容が濃くないので、地理Bにおいて確実に押さえておかなければいけない第問の1つです。例えば第1問が取れていなくても、第2・3問が抑えられていれば、それだけで6割以上は見込めます。

確実に取れる問題を落とさないことが地理Bにおいては必要となるでしょう。

 

 

 

上記スライドの13~16ページが第3問です

 

※あくまでも個人的見解において述べております。万が一解説に不備がございましても一切の責任は負いかねますので、予めご了承ください。

 

 

問1の都市に関する参考

ベルゲン - Wikipedia

ヴェネツィア - Wikipedia

ハンブルク - Wikipedia

カイロ - Wikipedia

 

問3の都市機能に関する参考

地理B ‐ 東進

 

2015年度入試センター 地理B(本試験) 第2問解説

第2問 世界の農業

f:id:Tky_910_A3:20150118165200p:plain

 

問1

この問題は基礎を抑えておけば解けますね。

この問いに関しては、「図1から読み取れる~」とあるが、基礎が抑えられていれば見なくても解けるはずだ。というのも明らかに下線部がおかしいものがある。

そう考えれば、簡単に(1)が適当でないものだと分かるはずだ。イタリアが農場の国有化を推進しているはずがないからだ。イタリアにおいて小麦生産が減少しているのは地球温暖化が原因とされている。

 

問2

よく出る問題の1つです。この問題は生産地さえ押さえられていれば簡単に解けますよ。この表では生産割合も丁寧に掲載されていますが、国名だけで十分です。

農作物は、茶、パーム油、天然ゴムの3種類だ。この中では「茶」が最も選びやすい。

茶だが、上位5カ国が表記されているとき、必ず「インド」と「スリランカ」、「中国」が入る。中国は多くの作物で当てはまるのであまりあてにしない方がよい。また、この茶には日本人の考える「緑茶」のほかに「紅茶」などほかの種類のものも含まれるので気を付けた方がよい。よってイが茶であると分かる。

次にパーム油と天然ゴムだが、インドネシア・マレーシア・タイがトップ3に入るので判断が付きにくい。しかし、タイが必ずトップになり、ベトナムなど東南アジア地域がトップ5のほとんどを占めるのが天然ゴムだ。パーム油はアフリカでも多く栽培しているので、トップ5ともなればアフリカの国が含まれるはずだ。

よって、アがパーム油、ウが天然ゴムとなる。

 

問3

この手の問題も良く出ますので押さえておくことが必要ですね。ただ、縦軸と横軸に関しては、河川の流域面積と距離だったりとまちまちですが。

このグラフにおいては、全ての値がばらばらの位置にあるので判断しやすい。

アメリカとイギリス、オランダ、マレーシアの4カ国を図るのだが、まずアメリカは「農地1ha当たりの農業生産額(以下面積)」が非常に低く、「農業人口1人当たりの農業生産額(以下1人)」が非常に高い。このことから、(1)はアメリカであると分かる。次にマレーシアだが、アジア式農業(大勢の人が少ない面積を耕作する分、1人当りは低いが面積当りは多い)を行っているため、(3)であることが瞬時に分かるはずだ。次にオランダだが、高校地理を習得している者は分かると思うが面積がかなり小さい。チューリップなどが名産だが、面積当りを高くしなければ、面積上都合が悪い。ということはこの中では(4)が該当するということが分かるはずだ。またイギリスに関しては、面積当りも1人あたりもそこそこのものを選んでおけば無難だろう(特に特徴がない)。

 

問4

これもなかなかよく見る問題ですね、走っていたら風景が変わる問題。ちなみに今回は類題も第4問で出ていましたね、僕の持っていた資料の写真写りが悪く危うく間違えかけましたが←

まず、このタイプの問題が出たら、どのようなルートを辿るのか確認してほしい。そのうえで下の図と照らし合わせてみよう。

f:id:Tky_910_A3:20150118172614j:plain

この路線のスタート地点aは、ミシガン湖の南部だ。

カをみてみると、まず地点bで「トウモロコシ」とある。このことからコーンベルトにbがあると分かる次に地点cでは「肉牛肥育や灌漑での小麦栽培」とある。まず前者はフィードロットだろう。後者はセンターピボットか何かだと予想がつく。アメリカの小麦は冬小麦と春小麦の2種類あるため、小麦では判断が付きにくいが「灌漑」が大きなヒントだろう。地点dでは「果樹栽培が卓越」とある。ということは、地中海式農業の可能性が高い。よって カはLであることが分かる。

次にキだが、bでは「耕作と畜産を組み合わせた農業」、要するに畜産農業だろう。しかし、この時点ではどこかは分からないかもしれない。次にcは「綿花栽培」とあるこのことからコットンベルトであると推測できる。この時点でキに当てはまる記号はMだと分かる。最後にdは「大豆・稲・サトウキビ」だが、これは十分な降水量と温暖な気候が必要なので南部であると分かる。

最後にクだが、bでは酪農、cでは「夏から秋に収穫する小麦」とある。これは、春小麦(春に植える小麦)のことである。春小麦は、一般的な冬小麦と違い、夏でも気温が冷涼な地域で耕作され、北部に位置することが多い。またdでは酪農とあるので、クはKであるこが分かる。

 

問5

このタイプの問題はなかなか珍しいのではないでしょうか・・・? でも簡単ですよねこれ。というのも、グラフがあからさまなので。ただ、日本とドイツに関してはほとんど推測でしか分からなかったですが()

まず、グラフを眺めてみると、(3)だけ輸出入が他のグラフと逆転している。このことから、この(3)がタイか中国かと分かる。また、最近はタイからの輸出が非常に多く、中国は輸出と同数ほど輸入も行っているので、(3)はタイである。また輸入額の観点から、(1)が中国ではないだろうか。(2)は輸入額も多く、輸出額は輸入額の約半数である。このことから日本ではないだろうかと推測できる。(4)に関しては、極端に輸出が少なく、輸入が多い。これから考えると、特に輸出産業の少なく、電力などEU内での輸入に頼ることの多いドイツがこれではないかと考えられる。

 

問6

よくある基礎問題です。適当でないものを選ぶのですが、3つは合っているので簡単に解けますね。

この問題は適当でないものを選ぶ必要がある。この中で、(1)(2)(4)は正答である。そこから導く方が簡単かもしれない。

日本において、農作物市場の対外的解放に伴って、小規模な農家を保護するために営農の大規模化を抑制する政策は取られていない。むしろ日本の農業を守るためこれとは真逆の政策、要するに地域や数件の農家で組合や企業を作り、大規模化を図る政策が取られている。そのためこの場合適当でないのは(3)である。

 

総評

この第2問は簡単でしたね、全体的に。この分野に関しては去年よりも易化しているのではないでしょうか?

一つの第問にかけられる分数は10分以内ですが、ここの分野はサクッと3分くらいで解いちゃいましょう!

 

上記スライドの7~12ページが第2問です

 

※あくまでも個人的見解において述べております。万が一解説に不備がございましても一切の責任は負いかねますので、予めご了承ください。

 

 

問4 図の引用

地理B(6.北アメリカの農業)

 

 

 

2015年度入試センター 地理B(本試験) 第1問解説

第1問 世界の自然環境と自然災害

f:id:Tky_910_A3:20150118000807p:plain

 

問1

地図上の位置と情報を組み合わせて回答する、センター地理では散見される問題形式ですね。

ちなみに地図を見ると分かる通り、Aはマッキンリー山(新期造山帯)、Bはウラル山脈(古期造山帯)、Cはデカン高原(安定陸塊)であることが分かります。

まず、アについて、「地殻変動のほとんど起きていない」という部分から、安定陸塊を考えてほしい。また「玄武岩に覆われた~高原上の地形」という部分から、このABCの3つの選択肢から「玄武岩質の高原」であるものを選ばなければならない。このことから、アはCであることが分かる。

次に、イについて、「古生代に~地域」より、古期造山帯だ。また「標高が低く~山脈」は古期造山帯の特徴であり、この中から山脈を選べばよい。よってイはBであることが分かる。

最後に、ウについて、「地殻変動が~変動帯」より、新期造山帯だ。また「急峻で~山脈」の部分からもそのことは読みとれる。新期造山帯はアルプス・ヒマラヤもしくは環太平洋のそれしかないので、アラスカのそれとわかる。

 

問2

こんな問題初めて見ましたが、意外と解くのは簡単です。ただ、経度線云々のおかげでかなりまどろっこしいですが、グラフの目盛を読めれば解けます。

ただ、この問題はほかの選択肢が僕も推測でしか選べていないので、詳しくは公式の解説を参照してください。

まず、Eは20°E、Fは120°Eである。どのあたりにどのような気候体がくるかが分かれば解けるのではないだろうか。

このグラフの形をみて分類すると(1)と(2)、(3)と(4)に分かれる。この時点でEとFについては判断がつくはずだ。

Eの地域は陸上を通るため、降雨量が必然的に少なくなる(雨雲がその位置に到達するまでに雨を降らせ切ってしまうため)。そう考えれば、(3)・(4)はEだと分かる。また、基本的に乾季は冬季、雨季は夏季に訪れるため、(4)がEの1月であると分かる。

またこの考え方で行けば、(1)はF-7月、(2)はF-1月、(3)はE-7月となる。

 

問3

これも良く見るタイプのグラフですね。温度の時もあれば、金額の時もあり、川の流量だったりもしますけど・・・

場所的には、Jはモーリタニアのヌクアショット、Kがパキスタンのカラチ、Lがロシアのノヴォシビルスク、Mがオーストラリアのアリススプリングスなんでしょうね多分・・・(正直降水量の情報も欲しい)

まず、グラフの最暖月・最寒月は、平均気温であることに留意が必要だ。一番暖かかった日及び一番寒かった日だと、また違った結果が出てしまう。

グラフを見てみると、大きく差の開いた(1)と差の小さい(3)がある。この辺りは、実際の気温を見た方が早いので、本文の最後の方にWikipediaのページを貼っておく。

(1)は寒暖差が激しく、最寒月がマイナスになることから最も緯度が高く内陸のLであると予想できる。また(3)は気温差が少なく、ほぼ年中通して大体同じ気温である。このことから最も赤道に近い位置にあり、また沿岸部であると予想できる。よってJとなる。残った(2)と(4)は似ているため(気候区分が同じ)分かりにくいが、最寒月の違いが大きい。(2)の方が冬場寒いため、Mと予想できる。というのも(4)のカラチは沿岸部にあり、湿度が高く、年間を通してオーストラリア内陸部に比べ暖かいためだ。

 

問4

これは土壌の成り立ちさえ分かれば解けますね。

ちなみにPは褐色森林土、Qはポドゾル、Sはラトソルですね。

この回答で適当でないものは(3)だ。多分塩類土壌についてを述べているのだろうが、塩類土壌により灰色の土壌が形成されることはない。土壌の表面に塩類が集積するだけだ。またこの回答だけ、ここでいう「土壌」に関して述べていないので正しくない。

 

問5

これも知識さえあればなかなか簡単に解けますね。似たようなもので全然成り立ちは違います。場所さえ分かれば解けちゃいますがね。

地点Xはアメリカのモニュメントバレー、Yは中国の桂林(コイリン)ですね。

まず、写真と位置からXとYが何か分からなければならない。そのうえで考察すると、Xは安定陸塊と新期造山帯の狭間に位置しているが、安定陸塊と捉えると分かりやすい。このテーブル状あるいは塔状のものはメサ・ビュート・モナドノックである。ということは楯状地であるため、まわりは浸食されやすいが、メサ等は残るほど浸食されにくい。逆にYは石灰岩質の地形であり、それが雨水等で溶食された結果のものだ。

そのため回答は(1)になる。

 

問6

3種類の地図からその表している問題、毎年出ますよね。2ページ以上にまたがると比較するのが面倒で辛いんですけどね・・・

でもこれは簡単な方かと見せかけて案外判断は難しいですね。

まず、火山噴火、熱帯低気圧(タイフーン・ハリケーン・トルネード・・・以下台風)、地震津波の3つだが、台風と地震に関してはよく発生しているので、必然的に円積が大きくなる。この点から、まずスが火山噴火の地図だと判断できる。また、シ・スともに環太平洋、アルプスヒマラヤ造山帯付近でしか発生していないことが分かる。この点からも、スが火山であることが分かるし、シが地震であることも分かる。

残ったサが台風だが、これも台風発生・通過国にしか円積がないことから判断できる。

 

総評

受験生は出だしからいきなり出鼻をくじかれたのではないでしょうか(笑)

いきなり問2とかよく見ないと解けない難問が出てますし、なかなか解くのにコツと時間が必要です。いきなり解けない問題が来た場合、地理は第○問内は関連づいている事が多いので、さっさとすっ飛ばして次の第問に行きましょう。で、一通り解いた後に戻ってきましょう。

にしても、いきなりこれはちょっと酷いかもしれませんね(笑)

上記スライドの1~6ページが第1問です

 

※あくまでも個人的見解において述べております。万が一解説に不備がございましても一切の責任は負いかねますので、予めご了承ください。

 

問3 気温に関する参考(Wikipedia)

ヌアクショット - Wikipedia

ノヴォシビルスク - Wikipedia

アリススプリングス - Wikipedia

カラチ - Wikipedia

2015年度入試センター 地理B・地理A 回答と解説

いよいよ今年もセンター本試験が終わりました。

僕も去年は現役で、会場で問題を解いていましたが、今年はもう大学生なので自宅で地理のみやっておりました。

 

で、せっかく解いたので、個人的解説をしていこうと思います。

今年度のセンター問題を解いた結果、去年に比べて若干難化したかなと思いますが、気のせいな気もします(自分の能力の衰え?)。

受験生の応援も兼ねて、よかったら参考にしてみてください。ただ、一部推測で解説している部分もありますので、その点に関してはご容赦ください・・・

一応、問題の解き方・考え方と問題の答えに関しては確認をしているので参考になるとは思います。

 

(解説に関して、現状時間の関係で1日第問1つ分しか解説出来ていません・・・申し訳ないです)

 

センター地理B 回答

f:id:Tky_910_A3:20150118030654p:plain

第1問 

2015年度入試センター 地理B(本試験) 第1問解説

 

第2問

2015年度入試センター 地理B(本試験) 第2問解説

 

第3問

2015年度入試センター 地理B(本試験) 第3問解説

 

第4問

2015年度入試センター 地理B(本試験) 第4問解説

 

第5問

2015年度入試センター 地理B(本試験) 第5問解説

 

第6問

2015年度入試センター 地理B(本試験) 第6問解説 

 

総評

今回の地理Bに関しては、全体的に去年よりやや難化していたような気がします。のっけからあの問題は相当出鼻が挫かれますし、回答に時間と集中力が持って行かれたんじゃないかと思います。

しかし、基本問題も数多く出ており、平均的には取れるのではないでしょうか。特に基本中の基本の様な事を尋ねる問題もあったので、少なくとも最低点0点ということはないのではないでしょうか?

人によっては去年の方が難しかったと答える方もありそうですが、これは去年よりも出題方法が難化している気がします(自分の能力の衰えでなければ)

 

 

センター地理A 回答

f:id:Tky_910_A3:20150118030657p:plain

第1問 

(鋭意制作中)

 

第2問

(鋭意制作中)

 

第3問

(鋭意制作中)

 

第4問

(鋭意制作中)

 

第5問

2015年度入試センター 地理A(本試験) 第5問解説

 

総評

(鋭意回答中)

 

今回の問題

センター地理B

 
センター地理A

 
 
※あくまでも個人的見解において述べております。万が一解説に不備がございましても一切の責任は負いかねますので、予めご了承ください。
 
 
この回答・解説を作成するにあたっての参考

2015年度大学入試センター試験 - 教育:朝日新聞デジタル

 

 

 

はじめまして

みなさんはじめまして。

ブログ移転してきました、Takayaと申します。

 

ここでは、日ごろの思いや、地理に関すること、巡検や鉄道、音楽やPAに関したことを綴っていこうかと思います。

 

以前はAmebaにて記事を書いていたのですが、やはり多くの付属機能が重荷になってきたこと、使いやすくないことなどから移転してきました。

しかし、やはりこちらではハジメマシテなのです。

 

 

少しばかり自己紹介を。

・平成7年9月10日生まれのおとめ座

・地理やその関連のことが大好きな学生

・鉄道関連も大好き

・高校では放送と新聞を部活でやっていた

PAについては、高校内では右に出るものは居ないと豪語

・現在受験生←

 

どうぞ、これから宜しくお願いします。

 

 

あ、あと、PAに関するブログは別に分けたので、よろしければそちらもご確認ください(笑)

PAとして参加したイベントやPA機材についてなど語る予定ですので!

http://pa-tkya.hateblo.jp/ - PA記録簿

 

では! (`・ω・´)ノシ